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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

ナカミチ PA-302 ピアニシモ・カスタマイズ '22-Jan 整備録

さて、整備して楽しい、PA-302のカスタム・メンテナンスの整備録になります。

今回も、ピアニシモからフォルテシモまでしっかり奏でるとびっきりのPA-302に仕上げてみたいと思います。

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 はじめに

PA-302は、80W x2chの余裕の出力アンプです。

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その性能は、出力だけではありません。
以前のブロック接続図引用になりますが、

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電力用のコンデンサがアンプ基板にもふんだんに搭載されているのが特徴です。
これにより、ピアニシモでもノイズが小さく、かつフォルテシモも対応できる仕様になっています。

オリジナル復活

いつものように、オリジナルに復活させ、その状態を確かめます。

一次側

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少し大げさに拡大して見ていますので、大きめに見えますが、ノイズは標準と同等。

二次側

インダクタを贅沢に装着しているので

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三角のリップルが観測できます。標準状態です。

二次(電圧用)

いつも気になる電圧用ですが

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スパイクが少し目立ちます。これは後で、しっかり抑制してみます。

 

ピアニシモカスタム確認

いつものように、ピアニシモカスタマイズ(高調波カスタマイズ)を行い、効果をみてみます。

入力ノイズ

入力ノイズは、一次側や二次側の対策の相乗効果がみられます。

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一次側は、いつもの約0.3V程度になり、とても、良好です。

二次(電力用)

フィルタをトロイダルコアに交換、アンプ基板側に大きめのコンデンサを装着できるので初段は、容量を程々にし、高周波数を低減します。

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低ESRかつ、小さめの電解と、セラミックコンデンサの仕上げで、20mV程度に仕上げました。

二次側(電圧用)

電圧用は、フィルタが割愛され、スパイク少しありますが、後段に定電圧回路があるので、さほど気にしなくてよいのですが

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伝搬しやすい高調波を、チップセラミックでしっかり抑えました。

OpAmp電源

OpAmpの電源もいつもどおり、仕上げました。

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  • 電圧変更 19V->16V
     musesを装着するので、16Vに落とします。
     電圧を落とすことで、電流容量もアップします。
  • トランジスタ、抵抗
     供給電圧を落とすことで、降下電圧が上昇、それにより抵抗の電流が上昇。
     供給電流がアップします。
  • 平滑コンデンサ
     オリジナルでは、セラコンですが、高分子の電解コンを採用、
     高周波と、低周波改善させています。
  • パスコン
     OpAmpの直下にセラコンを取り付け、高調波のターミネーションを実施

OpAmpの電源は、とても重要なので、きちんと対策します。

 

 出力確認

最後にピアニシモカスタムの確認として、出力信号を確認し、カップリングを交換します。

微小電圧

PA-302はオリジナルでも優れたSN比を誇りますが、拡大すると少しノイズが見られることがあります。

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ピアニシモ・カスタマイズで、きっちり高調波ノイズを抑えることができました。

 

周波数特性

カップリングに、高分子フィルムを採用します、色付けがほとんどなく、歪も感じられ、かつとても小型で搭載が合理的にできます。

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小型なので、容量も4.7uからアップすることができ、低域も改善できます。

 

電解コンデンサカップリングに使う場合、高域のタレを防ぐため、小さなフィルムコンデンサを並列に使います。
この、高域補正のコンデンサを今回も、取り除いていますが、高域特性を保持しながら、容量アップで、低域を改善ができました。

大きなフィルムコンデンサを無理に装着するより、シンプルで、合理的な施工です。

まとめ

外見もきれいに整備し

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正面は、少し傷が気になったので

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デザイン塗装を施してみました。

底板同じ様に、塗装しなおしました。

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端子も磨いて、電源側は、耐電流の高い、ニッケル端子端子ネジと交換。

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これで、完成です。

muses02

少し聴くだけでは、あまりわかりませんが

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長く聞いていると確かに、ゆったりと音楽を聞いていたくなります。

これが、muses02の特徴でしょうか。

****

このアンプは、使い方一つで、びっくりするような音を奏でてくれます。

PA-302シリーズは、内部に余裕がありますので、状態のよいPA-302を見つけられたら、ぜひ、手にしてみてください。ご自分で、カスタムしても良いですし、難しかったら、当方まで、お気軽にメールでお願いします。

(迷惑メール防止の為、メールアドレスはプロフィールより探してください。)

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カスタムナカミチアンプ

オークションに当方が電源ノイズ極小カスタムしたアンプを出品していることがあります。数が少ないので、遭遇された場合は、お早めのご入札お願いします。

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使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(三万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

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ナカミチ PA-304S カスタム・メンテナンス ('22 1) 整備録

ナカミチの4chアンプPA-304にはSバージョンがあります。PA-302等のSバージョンは、増幅回路のコンデンサ等が異なりますが、このPA-304Sは、電源の素子にFETを用いているのが特徴です。

なかなか貴重なモデルですが、早速メンテナンスしてみたいと思います。

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はじめに

このPA-304Sの電源にはFETを用いていますので、電源の効率がよくなり、パワーが引き出すことができることになります。

基本メンテナンス

アンプの状態を確認する場合、長らく使われていたので、高負荷の電解コンデンサ等は、液漏れ等の確認を踏まえて、最初に交換します。

今回は、とても状態がよく、メンテナンス作業はスムーズに終了しました。

状態確認

出力波形

微小信号を観測してみました。

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高調波が少し目立ちますが、GNDのアイソレーションが要因です。

高調波帯域なので、通常のスピーカーならば、まず問題は無いでしょう。

(スーパーツイータ等では、影響が出る可能性はあります。)

後で、電源のピアニシモ化と、GNDのアイソレーションを少し変更して対策してみましょう。

電源状態(一次)

標準のPA-304と比較してみます。

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コンデンサに高分子等を交えて交換しているので、良好になっています。

二次側(電力用)

電力用の波形も同様に確認します。

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二次側(電圧用)

標準のPA-304Sでは、リンギングが見られることがありますが

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コンデンサの交換で、良好になっています。

電源安定化

電源の状態を確認していたところ、少し、PWMの波形のパルス幅が狭いことが分かりました。

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少しベースの制限抵抗の値を見直し、安定した動作になるように調整しました。

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これで電源の安定化になります。

カスタム・メンテナンス

正常にメンテナンスできたのが確認できたので、カスタマイズに進みます。

  • 高調波対策
     高分子やチップセラコンを用いて抑制します
  • 高分子フィルム・カップリング
     電解コンデンサ+メタライズドフィルムの組み合わせ
      ー> フィルムコンデンサ単一化。
  • OpAmp
     OpAmpは、バイポーラ入力タイプのmuses8820
     ポップ抑制回路が、プリ段にあるので、FET入力のOpAmp時、ノイズが目立つ場合があり。
  • ゲイン変更
     OpAmoのゲインを-6dB。
     ハイレベル入力対応、かつ、ノイズマージンアップします。
  • VR交換
     メタルシールドタイプのボリュームに交換。
  • GNDアイソレーション適正化
     RCAのGNDとアンプのGNDの接続回路を少し変更。
    コモンモードノイズの削減効果があり、スーパーツイータも
    安心して使えるようにします。
一次側

いつものように、

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きっちり抑えます。

二次側(電力用)

良好な状態でしたが、

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適正な容量のチップセラコンで、高調波を抑えます。

二次側(電圧用)

フィルタが無いので、スパイクがめだちますので

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超低ESRのチップセラコンでしっかりと抑えます。

出力確認(微小信号)

電源の高調波対策、スイッチングの制御スピードの適正化、及び、GNDの接続回路の補正により

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高調波をほとんど無くすことができました。

周波数特性 

最後に周波数特性を確認します。

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標準の特性であることが確認できました。

まとめ

今回PA-304Sの電源に、少し安定化の変更をすることができました。音には直接影響しませんが、耐久性及び効率アップにつながります。新たなカスタマイズ仕様として、追加してゆきたいと思います。

最後に外見を整え、

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新しい環境で、ピアニシモを奏で、リスナーをうっとりさせることでしょう。

メンテナンスご依頼

PA-304は、時を重ねたアンプで、音が出なくて悔しい思いをされている方も多いと思います。

当方では、オーナ様の要望に合わせたメンテナンスを承ります。

シンプルな修理から、ピアニシモ・カスタマイズまでご要望に合わせてきっちりメンテナンスいたします。

お問い合わせは、当方のプロフィールに記載されているアドレスに、お願いします。

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使用した測定器

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ソニー XM-3046 ノイズ修理(カーアンプをホームオーディオで使う為に)

雑音が出てしまう、ソニー パワーアンプ XM-3046が流れ着きました。

手元で確認してみると、4chとも音は出ています。目立ったノイズも確認できませんでした。ですが、測定してみるとC/Dchだけ大きなノイズが測定できました。

そんな原因を交えながら、アンプの修理を綴ってみます。

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はじめに

このXM-3064は、1Ωおもドライブできるパワーアンプで、小型ながら90W(4Ω)x4chを引き出します。

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スペックも素晴らしく、0.005%の低歪み率、周波数帯域もとても広いです。

パネルのトップには、ネットワークの切り替えとゲインボリュームが搭載されています。

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入力、出力は、至ってシンプル

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端子ネジは、真鍮製で、こだわりが感じられます。

とても使いやすそうです。

特徴
  • 1Ωまでドライブできる低インピーダンス出力
     ブリッジ時は240Wを引き出す
  • LowPass/HighPassフィルタ搭載
     LowPassは、50/80Hzを切り替え設定可能
  • ブリッジ対応(オートブリッジ)
     ペアのチャネルの片側をオープンにするだけでブリッジ動作可能
  • 高出力をサポートする冷却FAN搭載
     内蔵FANで、防塵を考慮しつつ放熱効率を向上

状態確認

一通り、RCAの入力、電源、出力の端子台を清掃を行い出力波形を確認しました。

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A/Bはきれいな波形が確認できましたが、C/Dは、ノイズまみれです。

ですが、スピーカを接続しても、雑音は聞こえません。少し不思議な状態です。

 

電源状態確認

アンプが正常に動作しているか、電源の状態を確認してみます。

 

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電源は、標準的なプッシュップルのスイッチング回路で、二次側は、A/BとC/Dの供給を分離しています。

一次側

一次側は、スイッチングノイズが見られますが

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とても良好な状態です。

二次側

チョークコイルが装着されていませんでしたが

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とても良好です。

メンテナンス

今回は、不具合の修理を基本とするメンテナンスで、高負荷の素子の交換を施し、先のノイズの状態が改善するか、確認してみます。

一次側

一次側のコンデンサを、電源用の高寿命、低ESRのものと、超低ESRのものをミックスして交換します。

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高調波が小さくなり、かつ、リップル変動が小さくなったのが分かります。

二次側

二次側も、いつものように電源用のコンデンサと交換です。

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もともと小さかったですが、微小ですが改善したのが分かります。

 

入力回路解析

C/DのチャネルのはどうやらGNDの接続がユニークになっているのが影響していそうです。色々調べてみると、このアンプもGNDが、差動入力として扱っています。

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これは、ある程度の周波数までは追従できますが、スイッチングノイズ等の高調波は、応答できず、不安定になります。

ホームオーディオでの問題

ここで、入力のGNDが、アンプのGNDと直接つながっていないため、ホームオーディオでは、問題が生じることがあります。

車の場合は、シャシーがコモンアースになり、ヘッドユニットの電位とアンプの電位は、シャシーからの電位として共通化可能ですが、ホームオーディオでは、アースが共通で無いことが多いです。

このアンプを動作させる14.4Vの電源のGNDは、浮いていますし、接続するプリアンプの電位も浮いていることが一般的です。

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この様な場合、RCAのシールド側とGNDの間のコンデンサを高周波対応品に交換したり、抵抗を小さめにしてあげると改善が期待できます。

また、機器のGND同士の接続でも改善効果が期待できます。

アンプの入力組み合わせ

このアンプの使い方としては、C/Dだけを使うことは、無く必ずAとCは、入力が接続されます。

 

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測定時、C/Dだけを接続して確認していましたが、C/DのGNDもAのGNDと接続して測定すると

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かなり改善します。

微小出力確認(-60dB)

このGNDを接続した状態で、-60dBの信号での状態を確認してみます。

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C/Dチャネルは、GNDが遠いので、やはりコモンノイズの高調波が残ります。

また、AよりBが大きく、CよりDの方がノイズが大きいのは、GNDが遠いからと考えられます。

カスタマイズ

当初のノイズの原因は、おそらく接触不良と考えられますが、GNDを少し改善して、安定化を図ってみたいと思います。

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C/DもA/Bと同じ様にGNDをコンデンサで接続し、またA/BのGNDとC/DのGNDも高周波で結合します。

微小出力確認(-60dB)

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コモンノイズの影響を解消でき、きれいになりました。

周波数特性

最後に周波数特性を見てみましょう。

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5~100kHzでも-0.5dB以内で見たことにない、素晴らしい特性です。

まとめ

今回は、ノイズの修繕が目的なので、電源のメンテナンスと、GNDの接続改善にて安定化を図ってみました。

また、カップリングも電解コンデンサでしたが、無電解として、電位逆転による影響を回避しました。

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いかがでしたでしょうか。

カーアンプは、ノイズ対策として、GNDをバランス入力としていますが、その分、GNDの結合が弱くなり、コモンノイズの抑制が難しい場合があります。そんなとき、別にGNDを接続すると改善する場合があります。ご参考になれば幸いです。

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ナカミチ PA-304 カスタム・メンテナンス ('21 12) 整備録

人気のPA-304のカスタム・メンテナンス整備録です。

いつものようにピアニシモ仕様に仕上げていみたいと思います。

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はじめに

ご承知のとおりPA-304は45W x4chのカーオーディオに適したアンプです。

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それ故に、とても人気で、このクラスでここまでの音質を奏でるアンプは、見たことがありません。歴史のあるアンプですので、状態の良いものはなかなか見られないのが、とても残念ですが、丁寧にメンテナンスすれば、きちっとした音を奏でてくれるようになってくれます。

カスタマイズ

いつもの電源カスタマイズから、高調波対策、OpAmp電源調整と強化を行っています。

  • 高負荷部に低ESR電解コンデンサ
  • チップセラミック等による高調波対策
  • トロイダルコアのインダクタによる、ノイズ低減と効率アップ
  • OpAmpの最適電圧設定
  • OpAmpの電流容量アップ、放熱対策
  • フィルムコンデンサによるDCカップリング
  • 高域補正用のコンデンサマッチング
  • 音楽を楽しむためのOpAmp muses8820

これまでの、経験を余すところなく取り入れました。

 

一次側

大きめのリップルですが

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ピアニシモ仕様の標準である、良好な状態に。

一次側も0.5V以下で、安心できる状態になりました。

二次側(電力用)

基本的なカスタムですが

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厳選した、値と素子で、極小にすることができました。

インダクタの容量は、ほとんど変えていませんが、トロイダルコアの威力で、スパイクがきれいに抑えられています。

二次側(電圧用)

この二次側のスパイクを抑えるのにも厳選した素子と値を用いました。

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大きなスパイクを抑え、台形波形に近い、高調波の少ない良好な状態にすることができました。

OpAmp電源

OpAmpは、単なる素子交換ではなく、musesに適合した電圧に整備しています。

  • 電圧19Vー>16V
  • 電流容量 20%Up

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これでmusesシリーズの能力を発揮できます。

出力確認

微小信号

1kHzの波形の標準は、

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少しノイズが目立ちますが

 

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正弦波がきれいに見えるようになりました。

周波数特性

最後に各チャネルの特性が整っているか、周波数特性を確認します。

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スペックは、50kHzで-3dBですが、かるく超えています。低域の減衰は、フィルムコンデンサで改善されており、極小になっています。

 

まとめ

今回は、予めメンテナンスされたアンプで、それが幸いし、基板の劣化がなく、スムーズにメンテナンスをおこなうことができました。

仕上がり状態は、至ってシンプル

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耐震性も備え、末永く使って頂ける実装仕様を心がけております。

外見は、小キズはありますが、

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きれいに清掃を施し、オリジナルの端子ネジも状態がよく、安心して使えます。

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裏面は、防錆を施し、同等色で塗装し整えました。

 

お手元にPA-304をお持ちの方には、ぜひ、このピアニシモ仕様のPA-304を聞いていただけるチャンスに巡り会えることを、願っております。

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ECLIPSE 3242 カスタム・メンテナンス #2

ECLIPSE 3242のカスタム・メンテナンスが再び流れ着きました。

片側チャネルが小さいとのことでしたが、切り替えスイッチの洗浄で無事復活。
ですが、いぜんから、このアンプで気になっていた、トランスの鳴きに泣かされました。
トランスの鳴きの原因は、思わぬ展開になりましたが、きっちりと対策し、安心して使えるようになりました。

さて、その原因と対策を含め、綴ってみたいと思います。

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はじめに

3242は、55Wx4chと、比較的控えめなスペックですが、そのボディの大きさは一般的なアナログアンプの倍はあるでしょうか。

以前の資料にブロックの説明があります。

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電源回路が独立2系統装着されています。

設計のこだわりが感じられます。

電源動作観測

このアンプは、経験があるため、早速、カスタム・メンテナンスを行いましたが、どうしても、トランスの”キーン”という鳴きが聞こえます。

スイッチング周波数は、100kHzなので、そんな音は発生しません。スイッチング動作が周期的に強弱すると、発生することが経験上わかっております。

スイッチング波形

トランスに印加する電圧と、スイッチング素子の制御信号を観測してみると

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トランスへの印加電圧がデュティ50%で、アイドル期間が観測できません。

(制御は、少しオフ期間があるのですが、逆起電力により、印加電圧はDuty50%にみえます)

スイッチングの制御信号のOFFしている期間がとても短いことが分かりました。

どうやら、貫通電流が流れ、その挙動で、トランスの鳴きが発生しているようです。

調べてゆくと、どうも、電源立ち上がり時に、ディティが大きくなりすぎ、トランスが飽和した状態で、電圧が安定してしまっているようです。

調べてゆくと、この電源制御IC uPC494のデュティの最大値を決める値がMAXになっていることが分かりました。

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今回スイッチングのデュティの最大値を可変ボリューム式にして、調整できるように変更してみました。

カスタム後の電源動作

スイッチング電源は、トランスの巻数の比率と、入力と出力の電圧の比率でデュティが決まります。

基本的には、電流の変化で、デュティは変化しないのが、ポイントです。

(実際には、電圧効果でわずかに変化します。)

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ようやく、トランスへの印加電圧が、開放期間が見えるようになりました。

トランスの鳴きもなくなり、動作、効率も良くなりました。

カスタマイズ

今回のカスタマイズは、

  • 電源メンテナンス
     高負荷の電解コンデンサ等を一新し、耐久性をアップ
  • 高調波対策
     ピアニシモを歌えるように、高調波を抑えます。
  • カップリング交換
     シルミックIIを用いてカップリングの音の劣化を抑えます。

にて実施しました。

 

一次側

一次側は、電解コンデンサの容量をx2、かつ、高分子電解、チップセラコンを装着

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安定した電源波形になりました。

二次側

当初は、トランスに電流が常に流れている状態でしたが、

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スイッチング期間が波形にあらわれています。しかも高調波やリップルレベルはきっちり制御しています。

二次側(電圧用)

このアンプは、電圧用の巻線があり、別の整流回路それにレギュレタでOpAmpの±15Vを生成しています。

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高分子コンデンサとセラミックコンデンサで抑えます。

出力波形

小波

オリジナルは、高調波がわずかですが、確認できますが

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カスタマイズすることで

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波形が細くなっていることが分かります。

周波数特性

最後に周波数特性を確認しておきます。

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驚くほどフラットな特性であり、問題のないことが分かります。

まとめ

最終的に電源のコンデンサ等の交換、追加が、30箇所以上になりました。

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また、各ドライブの電圧増幅用のOpAmpも動作が不安定だったので、低ノイズタイプに交換しています。

また、重要な初段と出力段のOpAmpには、パスコンを追加しています。

カスタムナカミチアンプ

オークションに当方が電源ノイズ極小カスタムしたアンプを出品していることがあります。数が少ないので、遭遇された場合は、お早めのご入札お願いします。

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使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(3万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

 

OWON ハイコストパフォーマンスデジタルオシロスコープ 1Gs/s 100MHz帯域 薄型軽量 SDS1102

 

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ナカミチ クロスオーバ EC-302 カスタム・メンテナンス 2021-12 #2

アナログで周波数の設定もスイッチというこだわりのクロスオーバネットワーク 3Way用 EC-302のメンテナンスを再び行います。

今回 パッシブネットワークから、マルチアンプへのアップグレードに用います。

アンプの一つは、PA-302のmuses8820仕様、こちらもmuses8820を贅沢に使います。

 

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はじめに

18dB/Octのクロスオーバ。クロスの周波数設定は、スイッチできっちり行えます。

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外見

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ケーブルは、1m延長し、丸端子仕様にしました。

カスタマイズ

いつものように標準のEC-302との比較を行い、カスタムの確認を行います。

電源(一次側)

入力側は、コンデンサの追加、一次側は、コンデンサの交換と高分子、セラコンの追加で徹底しています。

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無理なく抑え込みができました。

電源ノイズ(二次側)

二次側は、高分子の電解コンデンサの容量を厳選し、対策しました。

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容量は、小さくし、高周波の特性の効果で実効値を1/5ほど低減しています。

OpAmp電源

いつものようにラジアルリードタイプのコンデンサをOpAmp7個すべてに追加。

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きっちり抑え込みできました。

出力確認

出力の状態を見てみます。

出力状態(High)

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きっちり治りました。これで安心して使えます。

Mid側出力

もともとHighCutが働いていたので良好でしたが

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きれいになりました。

Low側出力

念の為Low側を確認します。

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同等以下です、問題ありません。

周波数特性

最後に周波数を確認。

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チャネルごとのバランスも良く、素晴らしい特性です。

安定した、優れたアナログのクロスオーバの特性です。

まとめ

High側のノイズもきっちり対策することができ、また、特性の確からしさを確認することができました。

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簡単に見えますが、何台もメンテナンスさせていただいた結果、ここまで仕上げることができました。

  • 電源強化、高調波対策
  • OpAmpの交換
     High:muses8820
     MID:muses8820
     Low:NJM5532DD
  • ブラケット研磨、防錆処理

Low側は、musesではなく、該当周波数に適切なOpAmpを選定しました。

EC-302は素晴らしいネットワークです。

パッシブで、サブウーファ等を接続すると、とても大きな長いコイルが必要になります。コイルの長さは、数mから数十mに及ぶことがあります。
また、高いツイータにもコンデンサをシリーズに入れなくてはならず、音の劣化が気になります。

クロスオーバネットワークをつかった、マルチアンプは、このシガラミから開放され

周波数や、レベルも調整可能で、スピーカの能力を極限まで引き出すことができます。

ぜひ、マルチスピーカでつながりが悪いと思われる方には、オススメです。

 

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使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(三万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

  

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ナカミチ PA-202 ピアニシモ カスタム ('21-12) muses02仕様

PA-202は、お気に入りのモデルの一つです。

最適な出力容量で、フルレンジをきれいに歌わせてくれます。

大きな容量のアンプでは、真似できないアンプで、特にピアニシモカスタムした音を聞いていると、時間を忘れてしまいます。

そんなPA-202にmuses02を装着して、さらにしっとりと歌わせてみたいと思います。f:id:MatsubaraHarry:20211209182414j:plain

はじめに

いつものスペックの一覧表ですが、お許しください。

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ダンピングファクタは、実は1000倍あり、SN比も110dBととんでもないスペックです。

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重さも2kg、サイズも19cm角と、とても手頃。車のシートの下に忍ばせられます。

カスタマイズの系譜

これまでナカミチのアンプをメンテナンスすることで、いろいろなことを学ぶことができました。

  • スイッチング電源の基礎
     DC/DCスイッチング電源は、専用ICの推奨回路を応用した設計を行っていたので、理解しているつもりでしたが、実は深いところは何もわかっていなかったことを思い知らされました。
    カーアンプの電源は、プッシュプルタイプのオーソドックスな方式ですが、隠れた問題が色々潜んでおり、さまざまな洗礼を頂きました。
    その経験で、高調波ノイズや、安定化の手段を学ぶことができました。
  • 電解コンデンサの適正値
    電解コンデンサは、大きくすれば良さそうですが、やはり適正があり、容量や、種類で適材適所であることを痛感しました。
  • RCAのGNDの分離
    RCAのGNDを分離しているのがナカミチのカーアンプの設計思想とおもわれます。未接続のモデルや、直結や、抵抗で接続しているもの色々ありました。
    この中で、高インピーダンスだと、GNDのループが生じ高調波での発振が見られますが、昔ながらのGND方法で対策すると、スッキリと安定することは、測定していて感動ものです。
  • カップリング
    アンプ回路につきもののDCカップリングは、電解コンデンサを用いています。
    インピーダンスが安定しているフィルムが理想で、基準になるのですが、オリジナリティを重視するばあい、バイポーラの電解が良い感じです。

最近、電源のノイズは、スイッチング素子の速度がやはり大きく影響し、効率は落ちますが、ほんの少し遅くすることで、大きな効果が得られることも、また新たに経験し、カスタムのアイティムに取り入れることができました。

状態確認

いつものように、オリジナル状態に一度整備して、その特性を測定します。

一次電源

一次側は、最初から少しカスタムをしてしまっています。

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入力変動は小さく、一次側は、レベルは小さいのですが、高周波用のフィルムを取り除いていますので、少しスパイクが目立ちますね。

二次側(電力用)

二次側もコンデンサを厳選素子に。

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小さなヒゲはみられますが、とても小さく良好です。

二次側(電圧用)

スパイクが気になる電圧用です

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リップルの振幅は、標準コンデンサよりよいのですが、スパイクがきになりますね。

出力波形

いつも、驚かせてしまうような波形なのですが

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可聴周波数外ですが、スイッチングノイズが確認できます。

電源のGNDインピーダンスが高い為が要因の一つとして考えられます。

 

カスタマイズ

高調波対策は、次のようなアイティムで行います。

 

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見た目は、標準的なアンプです。

一次側

一次側は、高分子や、チップセラコンで

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いつものように落ち着きます。

二次側(電力用)

トロイダルコアと、チップセラコンで

f:id:MatsubaraHarry:20211209200300j:plainいつものように、落ち着きますね。

二次側(電圧用)

きついスパイクノイズですが

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チップセラコンの恩恵で、すっかり見違えます。

出力確認

さて、最後に、スピーカ出力を確認してみましょう。

微小出力(1kHz -80dB)

可聴範囲外の高調波ノイズですが

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スッキリです。

高調波は、ツイータに常に印加され、ボイスコイルに磁力や熱となって消費されます。

影響は、スピーカの動きを鈍くされると考えていますので、無い方が良いですね。

周波数特性

もともと良い特性ですが、

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高分子フィルムの効果で改善されています。

このPAシリーズは周波数特性は測定していて気持ちが良いです。

 

まとめ

定期的にPA-202やPA-302はメンテナンスするように心がけています。それは、やはり基本の電源や、アンプ回路がシンプルで、新たな発見があるからです。

 

外見もいつものように清掃をがんばり、新品同様には、なりませんが清潔感を心がけています。

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RCA端子をGND及び内部を磨き、端子ネジは、クロームメッキの新品で、

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底板も、近似色でリフレッシュ

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末永く使っていただけるように、今回も丁寧にメンテナンスいたしました。

 

新しいオーナーの方のもとで、アコースティクをつややかに、ボーカルをしっとりと。

 

これまでのPA-202のカスタム記事は、下記よりご覧になれます。

PA-202 カテゴリーの記事一覧 - pp audio blog

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カスタムご依頼、お問い合わせ

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使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

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FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

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