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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

ナカミチ PA-302 メンテナンス 2021 4 ② カスタマイズ

きちんとオリジナル動作ができるようになったPA-302をカスタマイズしてゆきます。

  • 高調波対策
  • OPA1652
  • 高分子カップリング
  • シールドボリューム
  • OpAmp電源強化

都市伝説でない、論理的に音質向上のカスタマイズを施してゆきます。

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 おさらい

前回、30年の歴史により、コンデンサの洗礼を受け、動かなくなってしまった電源をメンテナンスしました。

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今回は、スイッチング電源の高調波対策を施し、ピアニシモを楽しめるカスタム電源にしてゆきます。

電源ノイズ

カーアンプは、多くのモデルでスイッチング電源を採用しています。

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そのため、スイッチングノイズが、入力や、アンプへの供給電源等、様々なところにノイズが伝搬し、悪影響を及ぼします。高調波対策を施すことで、ノイズを小さくしてゆきます。

入力ノイズ

入力のコンデンサは、すでに交換してあり、オリジナル(修繕)でも良好でした

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一次側の高調波対策の効果でさらに、抑えることができました。

一次ノイズ

一次電源は、超低ESRのコンデンサでかなり良くなっていました。

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ディスクリートとチップのセラコンのあわせ技で、改善しています。

二次ノイズ(電力)

チョークコイルの交換と、チップセラコンで抑え込みます。

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二次ノイズ(電圧)

スパイクが大きめの電圧用は

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チップセラコンで抑えます。

OpAmp電源

OpAmpの電源は

を施しています。

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ノイズは、観測できない状態まで、きっちり落とし込みます。

出力確認

電源を高調波対策を施しましたので、その効果を出力の確認を行います。

微細出力

もともと、微細なノイズが確認できる程度でしたが、

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さらに良くなっているのが確認できました。

周波数特性

最後に周波数特性を確認します。

高分子カップリングコンデンサで容量アップしているので、

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低周波数まで、きれいに伸びるようになりました。

また、高周波も、改善が見られます。

外装修繕

コンデンサの液漏れは、底板を腐食していることがあります。

こんなときは、

  • ヤスリ等で、サビを取り除く
  • サビ還元剤にて防錆処理
  • プラサフにて防錆

を施します。

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外装もクリーニングを施し

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スッキリ仕上げました。

まとめ

PA-302は、とてもメンテナンスしやすいアンプで、電源の余裕もありかつ、ノイズも微小です。大きな電源容量で、サブウーファを駆動するのも、また、繊細なツイータを鳴らすこともできる万能なアンプに仕上がったと思います。

 

もし、状態の良さそうなPA-302を見かけたら、メンテナンスに挑戦してみたらいかがでしょうか。もし、途中で断念しても、当方で、お手伝いも承ります。

 

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カスタムナカミチアンプ

オークションに当方が電源ノイズ極小カスタムしたアンプを出品していることがあります。数が少ないので、遭遇された場合は、お早めのご入札お願いします。

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使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(三万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

  

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ナカミチ PA-302 メンテナンス 2021 4 ① 修繕

得意といって良いPA-302のメンテナンスを行います。
音が出なくなってしまったという、PA-302、さてきちんと修繕できるでしょうか。
最初に修繕を行い、きちんとPA-302の能力が出ているか確認します。
その後、高調波対策やOpAmpの交換を楽しみながら行う予定です。

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はじめに

PA-302は、銀アンプ PA-30xシリーズでも余裕のあるアンプです。

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電源部もアンプ部も余裕があり、特にアンプ部は、スッキリまとまっています。

外観状態

外観は特に問題なさそうです。

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内部状態

内部を開けると、この時代特有のコンデンサの液漏れが見られました。

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液漏れが確認できんたので、すぐに洗浄処理をほどこしました。

基板修繕

電解液は、基板の銅箔保護のレジストをも浸透してしまい、銅箔を溶かしてしまいます。

状態を確認するため、駅もれ範囲の部品等を外し、パターンを研磨します。

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幸いなことに銅箔配線は大丈夫でした。

部品交換

電解コンデンサ等を交換して、修理します。

 

 

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ジャンパや腐食のある抵抗も交換し、一次修理完了です。

ヒートシンクも取り外し、電解液の腐食を取り除き、クリーンアップします。

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一次修理完了

電解コンデンサや、腐食があったジャンパ抵抗等を交換。

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無事、きちんと動作する状態に復活させることができました。

修繕確認

当方では、音の確認よりも、電源の状態確認、出力波形、周波数確認を最初に行います。

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入力電源ノイズ

入力のノイズの確認を行います。意外と知られていないのですが、スイッチング電源のアンプは、電源ラインにスイッチングノイズを逆流させてしまうことがあります。

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PA-302は、フィルタが入っているので、20mV程度で全く問題ありません。

このアンプは、すでに、入力のコンデンサを高分子に交換しているので、良好です。

少し、高周波のリップルが残っていますが、これは、高調波対策を施し、低減予定です。

一次側ノイズ

一次側ノイズは、標準の状態とほぼ同じです。

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修理がきちんとできていることがこれで概ねわかります。

二次側ノイズ(電力)

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ほぼ標準の状態と同等です。

この後予定のカスタムで、十分標準より改善できる範囲です。

二次ノイズ(電圧)

少しスパイクが大きめが標準ですが

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ほぼ同等で、きちんと電源が動作していることがわかります。

アンプ基板電源状態

実際のアンプの電源波形も確認しました。

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コンデンサの容量をアップしたことにより、リップルが改善されています。

OpAmp電源

OpAmpの電源は、少し高調波が確認できることが分かっています。

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同じように確認できます。これは、パスコンを追加することで、ターミネーションされきれいになくなることが分かっています。

出力波形確認

さて、電源の状態が確認できたので、出力の状態を確認します。

微小信号

PA-302は標準でも、出力のノイズは小さく、良好です。

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同じように良好です。問題ないですね。

周波数特性

最後に周波数特性を確認します。

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これもきれいに100kHzまで伸びています。

このアンプのカップリングは2.2uFですので、高分子フィルムの10uFにすることで、低域の改善が見込めます。

PA-302はロットによって、カップリングが2.2uFを2つ装着しているものもあります。)

つづく

電解コンデンサの液漏れもきっちり洗浄、修復し、オリジナルの動作確認ができました。いよいよ、高調波対策とカップリング、OpAmpの交換で、当方のカスタム仕様に仕上げたいと思います。

 

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RockFord punch 250m2 ④ 最終調整

ロックフォードのパワーアンプ・メンテナンスの4回目です。

最終的な確認を行った所、大きな出力時に不安定になることがわかり、いろいろ原因をさぐって、結局はFETの全交換に。

そんな途中経過で得たリップル低減の副産物を綴ってみました。

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 おさらい

カーアンプの電源は、電源電圧が低いことより、スイッチング電源が用いられることがほとんどです。また、アンプには、電力増幅用の電源と、電圧増幅用の電源の2系統があることが多いです。本RockFord Punch 250m2もその電源構成を用いていることが分かっています。

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さらにLchとRch独立して、電力回路が設けられています。大きな出力を得るための工夫と、チャネル独立の思想と思われます。

 

電圧増幅電源

今までの検証で、電力の電源の改善は、良好になりました。

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電圧増幅用電源

電圧用回路は、ちょうど中央にこっそりと配置されています。

ブリッジと、電解コンデンサのシンプルな回路。

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 電流が小さいため、シンプルな電源回路が一般的です

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実際にも、最初の測定、多少リップルがおおきめでした。

 

後段に低電圧回路が入っていますので、程々でよいのですが、前回工夫してみました。

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サブ基板にして、高調波を素早く戻す工夫をして、

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素晴らしい効果を得ることができました。

ですが、まだ100mVあります...

追加検討

 

電圧電源

この100mVのスパイクが残っているので、気になって、ノイズ元にチョークコイルを入れるトライアルをしてみたところ...

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確かにノイズは、小さくなったのですが、電圧が下がってしまう。

(電圧が下がりますが、電力は理論的には、同じになります。)

改造副作用

先に電圧が下がると記載していますが、実は電源は下がらず、電力用の電圧が上昇。

原因は、電圧電源の電圧を一定にするフィードバックが働いている為、この回路の電圧は、一定ですが、他の電圧、電力用電圧が上昇、ということが判明、

残念ながら、断念せざるを得ませんでした。

 

改めて変更プラン

チョークコイル等、フィルタは、高周波にはインピーダンスが上昇しますが、低周波は、抵抗にはなりにくいので、順番を変えてみました。

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小さめのコンデンサで、一旦チャージして、その後フィルタを介し、最後に低周波用の電解コンデンサにすればよいと、考えてみました。

 

ブリッジのダイオードの整流後をサブ基板で接続、小さなコンデンサで高周波を吸収させます。

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その後、オリジナルの電解コンデンサの箇所に容量アップ、低ESRの電解で完成です。

 

結果、大成功

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ほとんどリップルが消え、120mVから40mVに激減。

500mV/Div から100mV/Div にしなくてはならないほどに。

 

力ずくでなく、合理的に改善することができました。

 最終確認

数端数特性と、微小信号の確認を行い舞うs。

f特

オリジナルのf特は良好でした。(低域が減衰ぎみに見えるのは、拡大の為です。)

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カスタム後を確認してみました。

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 アンプ回路に変更を入れていないのですが、低域の改善が確認できます。また、高域もわずかに改善。これは、電源強化と、出力段のFETの交換の効果と考えます。

微小信号

スパイクノイズが目立っていましたが

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大分、改善できました。

 

FET交換背景

出力をアップしてゆくと、発信気味になり、もう一度FETのペアリングを行いました。

一度目は、スイッチング電圧を合わせるだけでしたが、今回は、少しスイッチング電圧が高いものに変更し安定させました。

(全部FETを外して、測定、もう一度はんだ付けした苦労が報われました)

まとめ

今回は、電源の合理的な改善方法を見いだせたと思います。

外観も少し、コスメティックして

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出来上がりました。

 

今までのメンテナンスは、下記よりご覧になれます。

Punch 250m2 カテゴリーの記事一覧 - pp audio blog

 

*****

一般のオーディオのカスタムは、部品交換して、おしまい ですね。

 

当方は、考えたカスタムが、本当に効果があるかを測定するのが、一つの楽しみになっています。

もちろん、自分での、音の確認も行いますが、オーナーの方の音の感想がとても楽しみです。

 

そんな、カスタムやメンテナンスをまた綴りますので、お楽しみに。

 

カスタム ご希望の方は

当方のブログを見ていただいた方で、同様のアンプを聞いてみた方、オークションで、カスタムしたアンプを出品していることがございます。数はとても少ないので、幸運にも遭遇された場合は、ご検討お願いします。

もちろん、メンテナンスのご依頼もお待ちしております。

 

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ナカミチ PA-304 カスタム・メンテナンス (2021 03) ② カスタム編

ドック入りのPA-304が元通りに直せましたので、丁寧に電源関係のカスタマイズを中心に行ってみたいと思います。

また、今回は、同時に、OpAmpの交換とカップリングを高分子してみます。

毎回おなじみのカスタマイズで、少し退屈かもしれませんが、お許しいただいて、サラッと読み流していただければ。。。

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 おさらい

 30年の年月により、コンデンサの液漏れによる故障が生じたPA-304ですが、部品を外し、洗浄、腐食している銅箔を磨き、コンデンサやジャンパ線を交換しました。

幸いなことに半導体は、正常で、そのままオリジナルの動作ができるようになりました。

今回は、少しでも電源のノイズを抑制する高調波対策カスタマイズと、合理的なカップリングコンデンサやOpAmpの交換を行ってみたいと思います。

電源カスタマイズ

入力側

これまでの経験による工夫により、入力を対策しています。

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電源入力は、ノイズが観測できないレベルになりました。

一次側も7Vあったものが1V以下にきっちり抑えています。

一次側の改善経過は

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最初に大きめのセラミックコンデンサを装着し、高分子コンデンサで仕上げました。

無理せず、きっちりノイズを抑えています。

二次側(電力)

電力は、チップセラミックコンデンサでスパイクノイズをほんのり抑えています。

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もともとレベルが低いので、少しの工夫で落ち着きます。

二次側(電圧用)

スパイクノイズが少しきになるところですが、これもチップセラコンを付けました。

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いい感じです。

アンプ基板電力用電源

ケーブルの誘導ノイズや、電源のスパイクノイズが気になりましたが、電解コンデンサをつけることで対策してみました。f:id:MatsubaraHarry:20210320163946j:plain

十分なレベルになったと思います。特に電解コンデンサによる対策なのですが、高調波もきれいに無くなっています。どうやら原因は、反射波であることが、わかります。

OpAmp電源

オペアンプの電源は

を施しています。

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安心できる状態になりました。

出力確認

最後に出力の状態を確認します。

微小信号(-80dB 1kHz)

スパイクノイズが気になりましたが、電源の対策効果はあるでしょうか。

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きっちりでました。

Bchが少しノイズが大きいですが、GNDをAchと同じにするとAchと同等になることが分かっています。

f特

最後に周波数特性の確認です。

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安心して、オーナーの方にお届けできる状態で有ることが確認できました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、今まで行っていた、PA-304のアンプ基板の電源ラインに少し工夫を加えていることも紹介しております。

 

*カスタム・メンテナンス内容*

電源基板仕様

電源基板は、基本性能を向上させるカスタマイズを行っています。

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ヒートシンクに取り付いているアルミ材は、机上確認の治具です。)

アンプ基板仕様

アンプの基板も耐久性を重視し、基本性能をアップさせることに注力しています。

  • OpAmp電源放熱効率アップ
  • ゲインボリュームメタルシールドタイプ採用
  • 放熱グリスー>シート
  • アンプ基板電力電源電解コンデンサ追加
  • OpAmp OPA1652採用(超低歪、ポップノイズも出にくいです。)
  • 高分子コンデンサによる単一カップリング

スッキリした実装状態に仕上げています。決して魔改造には、見えないと思います。

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アンプ基板への電力コンデンサの追加は、秘密ですが、この処理をすると、PA-302に近い電源供給状態になり、音の違いも聞き取れました。

インパルス波形の測定等を駆使すると、効果が確認できると思いますので、またそのあたりもおとどけしたいと思います。

外観

一通りの清掃を行い、スッキリしました。

端子台も、RCAコネクタも磨き上げています。

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この作業は、地味なのですが、好きな作業で、エンブレム等、つい、磨きすぎてしまいます。(傷はどうしても取れませんが、曇りがちもメッキは結構きれいになります)

 

ナカミチ PA-304 カスタム・メンテナンス (2021 03) ① 補修編 - pp audio blog

 

 

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ナカミチ PA-304 カスタム・メンテナンス (2021 03) ① 補修編

数多くメンテナンスさせていただいているおなじみ PA-304がまたドッグ入しました。
調子が悪いとのことですが、状態を確認して、メンテナンスしてみたいと思います。

もちろん、高調波カスタム仕様で仕上げます。

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 はじめに

 PA-304は、シートの下に滑り込ませられるサイズでありながら45W x4chの高出力と、0.005%の低歪を謳っている人気のピュアアナログアンプです。

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そのためでしょうか。素子への負担が大きい為、コンデンサ等は、30年経過するとどうしても、交換が必要になってきます。
 液漏れの問題を抱えているコンデンサの背景もあり、残念な状態の基板も多くありません。(ぜひ、PA-304のオーナーの方、大型コンデンサだけでも交換をお勧めします)

物理的状態

外観

外観は、大きなダメージもなく、端子台等の欠け等なく、問題ありません。

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状態を確認している時に、少し酸性の匂いがしました。気になります。

内部

内部をあけてみると、やはり液漏れが、確認できました。

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絶縁紙にスパーク痕があります。

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電解液で溶けた銅箔が、電化に引きつられて、根を伸ばすように、再結晶し短絡することがあります。(マイグレーションと言います)

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電源基板状態

電解液は、水溶性ですので、薬剤を使わず、最初に流水洗浄します。

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基板の状態がよくわかります。

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多少、腐食が見られますが、大きな欠損は無く、十分修復可能な状態です。

基板研磨

酸化が進まないように、腐食の部分を研磨します。

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パターンが薄くならないように、注意しながら、最低限の研磨で処理しました

 

 

電源基板部品状態

状態を確認する為に部品を外してゆきます。

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結局、写真にあるトランスと、ヒートシンクも外して、清掃を行いました。

 

右下のヒートシンクを取り外すと、

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電解液が流れ込んでいたので、取り除きます。

二次側補修

二次側の電解コンデンサの腐食により、近傍のジャンパ(15本)、抵抗等(x3)を交換して

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電源の修繕完了です。

 

OpAmp電源修繕

OpAmpの電源は、少し電流が大きく、温度上昇により、基板等にダメージを与える傾向があります。

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基板が焼けて黒くなっています。パターンも少し焼けていそうです。

 

抵抗とトランジスタの容量をアップして、放熱対策を施します。

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基板も洗浄して、まずは、修理完了です。

このOpAmpの電源電圧は15V仕様ですが、設計仕様は18Vです。

高調波対策の時に、少し電源電圧を上げて、電力ロスを小さくして、マージンを増やす変更を施す予定です。

ハトメ補修

OpAmpの電源の基板が焼けていて、注意深く確認したところ、やはりパターンが剥離

(基材から銅箔が剥がれてしまう)していることがわかりました。

ハトメ処理で修繕をおこないました。

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赤い部分の銅箔が表の部品を触ると動いてしまいます。

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1.2mmのハトメを用いて修繕してみました。

  1. 1mmのドリルで穴をきれいにする
    (1.2mmですが、1mmのドリルで数回揉むみ、キツめ挿入できるように)
  2. ハトメを挿入
  3. 周りだけ、半田を流す
  4. 部品を取り付け全体をはんだ付け

    (この後、はんだ付けを行えばしっかり固定できます。)

ドリルで穴を少し広げる時に、弱っている銅箔にダメージがないように抑えながら作業します。

これで、安心して使えるようになりました。

 

電源状態

幸いなことに、コンデンサ等の交換で、きちんと動作するようになりました。

早速、電源の状態を確認してみたいと思います。

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いつものように、各ポイントのリップルを測定します。

入力側

入力側を確認してみます。

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入力は良いのですが、一次側のリップルがいつもは2V程度ですが、ちょっと大きそうです。高調波対策しても、リップルのレベルが数Vあるようであれば、原因を後で調べる必要があります。

二次側(電力用)

すでに、基板洗浄時に合わせて、チョークコイルをコアタイプのものに交換しています。これは、磁気漏れが少なく、高調波の伝搬もすくなく良好です。

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20mV以下ですので、とても良い状態になりました。

二次側(電圧用)

通例、スパイクノイズが大きいのですが、

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多少ありますが、PA-304の標準レベルです。

後段に低電圧回路があるので、ノイズの伝搬は、ある程度抑制されます。

OpAmp電源

近傍にコンデンサが無いので、少しノイズが確認できるのが通例ですが

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 多少ありますが、パスコンで抑え込めるレベルです。

アンプ基板側電力電源状態

アンプ側の基板の電源が、当方は、どうしても気になります。

各チャネルに電源基板より、ケーブルで、電力用電源が供給されます。

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この電源の状態を確認すると、

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少しリップルが確認できますが、50mV程度ですので、立派な状態です。
更に良くするために、いつもの様に対策してみたいと思います。

微小信号

出力に電源ノイズの漏れを確認するために微小信号(-80dB)で確認します。

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PA-304の傾向ですが、Bchが少しノイズが目立ちます。これは、入力GNDが直接つながっていない影響が高周波にあらわれていると考えています。

高調波対策等にて、改善してみたいと思います。

つづく

今回も、基板の損傷が小さかったため、基本メンテナンスで、元の機能を取り戻しています。基本状態を確認できたので、これから、高調波カスタム・メンテナンスに進みます。お楽しみに。

ナカミチ PA-304 カスタム・メンテナンス (2021 03) ② カスタム編 - pp audio blog

 

カスタムナカミチアンプ

オークションに当方が電源ノイズ極小カスタムしたアンプを出品していることがあります。数が少ないので、遭遇された場合は、お早めのご入札お願いします。

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使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(3万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

 

OWON ハイコストパフォーマンスデジタルオシロスコープ 1Gs/s 100MHz帯域 薄型軽量 SDS1102

 

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ナカミチ 振動アイソレーション 100dac 整備録② カスタム・メンテナンス

前回、振動アイソレーションの100dacの状態は良好でしたが、現代のマテリアル等を駆使し、末永使えるようにメンテナンスしてみたいと思います

 

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おさらい

100dacを調べてゆくと、18bitのD/A (PCM1700P)が4つも搭載しているDACになります。18Bit のD/Aを4つ使用して、2Bit増やし20BitのDACの仕様を実現させており、電源もデジタル系とアナログ系(DAC)を分けているほどの力の入れようです。

 

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また、実際の再生は、PCからのテスト条件ですと、16bitか、24bitの切り替えになります。24bitで、24kHzまで出力が確認できました。

もちろん、重厚なボディは、振動アイソレーションに必要不可欠です

電源メンテナンス

前回電源関係の状態と一部メンテナンスを行い、ノイズの低減を行いました。

一次側

一次側は、電力が小さいため、小さめのノイズでしたので

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OSコンとチップセラコンで

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抑え込んでいます。

二次側

二次側は、少しうねり(電解コンの容量が少ない?)がみらました。

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  • 低ESRの電解コン
  • OSコン
  • チップセラコン

の処置をおこなうと

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理想的な電源状態になりました。

デジタル回路

デジタル回路の電源は、スパイクノイズや、貫通電流の為、厳しいことが多いです。

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HCU04は、ロジックICで、クロックバッファとして用いられることが多いICです。

UはUn-bufferの略で、出力段のドライブ能力が小さいタイプで、ノイズは小さめになりますが、少しきになります。

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コンデンサの組み合わせにて、対応しました。

DAC電源

このPCM7800P(BB)のチップを調べると、電源やCAP(Servo-Amp Decoupling Point)という端子があります。

100dacでは、少し推奨回路と異なるコンデンサを使用していることがわかりました。

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特に、注目したのはCAPの端子が、0.1uFのところ3.3uFの電解コンデンサを使用しているところです。おそらく、何らかの意図や、評価結果の反映と考えます。

当方のカスタムもそのままの値を継承しました。

 

電源の端子は、もともと良好でしたが、配線距離があるので、高調波がわずかに観測。

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チップコンデンサで、抑え込みました。

 

ICの下にGNDのベタパターンがあるため、チップコンデンサがきれいに取り付けできました。

 

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16個取り付けをおこないました。

OpAmp電源

最後にOpAmpの電源です。

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ラジアルリードタイプのセラコンでおさえました。

 

結局ほとんどの電解コンデンサを交換してしまいました。

 

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コンデンサの交換は、古い機種であれば、大きな容量はぜひ交換をおすすめします。

液漏れの危険性と、性能の劣化があります。(容量抜けというよりも、内部抵抗が大きくなる傾向が測定上分かっています。)

 

一方、小さな容量は、あまり無理して交換は必要ないと思います。

今回は、コンデンサの特性を測定した結果、交換すべきと判断しました。

 

 

通常有極性のカップリングは、バイアスがかかっているところに使われるのですが、どうもほとんどバイアスがかかっておらず、正負にふれる可能性があります。

電圧が小さいのですが、極性の反転時の特性の変化が気になりますので、バイポーラを使います。

もちろん、外して測定すると、tanδがmuseの無極性方が良好でした。

 

物理メンテナンス

今回、その他、物理的なメンテナンスを行っています。

電源シールド板

スイッチング電源にシールド板が設けられていますが、振動防止の為ゴムがありましたが、その周りが腐食しているのを確認。

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ゴムは、生成時に硫黄を加硫剤として使用していることがあり、硫黄系のガスが発生スルことがあります。今回は、シールド板のみの影響でしたので助かりました。

 

シールド板は、サビを落として、プラサフで防錆を施しました。

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少し、地味ですが、これで安心です。

 

RCAコネクタ

RCAコネクタは、時折傷んでいることがあります。

今回、外見は、きれいなのですが、なぜかガタガタです。

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汎用品のRCAのコネクタは、接続PINの位置が合わず、うまくつけられません。

金メッキ品も少ないので、100dacには、似合いません。

当方が使うRCAは、削り出しor鋳造でしょうか、頑丈で、安心感があります。

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ちょっと大変ですが、アクリル板を削って、取り付けに挑戦してみました。

 

取り付け位置を、ケースより、マーキングして、穴を開けます。

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2枚使用することで、うまくゆきそうです。

一枚目に、RCAをとりつけ、もう一枚を本体とのスペーサとして使用。

直接パネル板金に接触しないようにしています。

 

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取り付けネジのGNDの引き出しが銅箔テープをそのアクリル板の間に入れ、引き出しました。

配線は、銅線でダイレクトに接続が可能でした。

仕上がりは、

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写真でも、重厚さがつたわるのではないでしょうか。挿抜感触もしっかりしています。

他のPA-304等でも、同じ方法で対応ができ、RCAのグレードアップが可能です。

出力確認

微小信号

電源や、DACのデジタルノイズには、著しいものは、確認できませんでしたが、それでも、各所を対策したので、効果を期待したいところです。

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わずかですが、確かに、ノイズが小さくなっているのが分かります。

周波数特性

周波数特性に影響が生じるのは、カップリングコンデンサを有極性から無極性に交換したところです。

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周波数特性は、測定誤差でしょうか、多少変動がありますが、フラットと言って良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。いまではPC DACは、手のひらや、ミントケースサイズでハイレゾ対応がありますが、この当時として、18Bitを4つつかって20Bitにした、力の入った製品です。随所にノイズ対策が施され、出力レベルも1.5Vと、当時としては高出力の部類です。

現代では、スペックとしては、多少見劣りしてしまいますが、その重甲なボディから出てくる音は、デジタルなのですが、どこか、アナログに近く、ゆったり、永くいいていられる音楽を奏でてくれると 感じました。

仕上がり

あとは、クリーニングを施し

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エンブレムも磨いて

 

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Fuseの端子、端子ネジを磨き

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完了です。

ライン出力コネクタの重厚さが、わかるのではないでしょうか。

 

ナカミチ 振動アイソレーション 100dac 整備録① 素性

ナカミチの振動アイソレーションシステム 100シリーズの DAC 100DACが流れてきました。DAC-111、DAC-41とメンテナンスしてきましたが、今回の100-DACは、どんな素性を見せてくれるでしょうか。

 

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 はじめに

外観

100dacは、厚みがある重甲なボディにシンプルなIFを携えています。

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振動アイソレーション

側面には、アイソレーション用ゴムダンパーを備えています。

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振動を抑えるためでしょうか、重量も、DACとしては、ヘビー級です。

内部構造

内部構造は、2枚基板構成になっています。

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下側が、電源とS\P DIFになり、上側は、DACになっています。

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状態確認

0dB出力

まずは、0dBの1kHzの波形を観測します。

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約1.5Vあり、4dB強 出力が大きめになっています。

ノイズマージンを稼いだり、伝送経路の劣化を防止したりできます。

 

微小信号

-60dBの微小信号を観測してみます。

 

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少し波形が太いでしょうか。

ちなみにPC DAC(ノイズ対策品) D10との比較をしてみます。

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少し、きになりますね。電源ノイズ対策で、どこまで対応できるでしょうか。

周波数特性

周波数特性の確認をおこないます。

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20kHzまでフラットです。

転送が48k/24Bitですので、22kHzが限界になります。

電源状態

100DACは、振動だけでなく、電源もアイソレーションされています。

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電源は、S/P DIFとDACで別れていることがわかりました。

一次側

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そこそこ観測できますが、十分に小さい値です。

二次側

二次側は、どうでしょうか。

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微細な、うねりがあり、スパイクも少し確認できますが、影響は、極小だと考えます。

IC電源リップル(S/P DIF)

ICの電源を確認しみます。ナカミチらしく、IC一つずつに、フィルタが挿入され、ノイズの伝搬を防いでいます。

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大きく見えますが、数10mVレベルなので、とても優秀です。

IC電源リップルDAC)

DACの電源も確認してみました。

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優秀ですね。(1kHz -20dBを再生状態です)

 

つづく

電源には、大きなリップルノイズは、確認できませんでした。

最初に、電源を念の為対策して、出力波形を確認してみたいと思います。

さて出力のノイズは、どの程度まで、低減できるでしょうか。

一次電源対策

先行で、一次側対策をほどこしてみました。

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電力が小さいので、かんたんな対策で、スッキリできました。

この効果が出力のノイズ低減効果があるとよいのですが。


カスタム編は、下記よりご覧になれます。

今回RCAコネクタの交換も、頑張ってみました。

ナカミチ 振動アイソレーション 100dac 整備録② カスタム・メンテナンス - pp audio blog

 

これまでのDAC

また、今まで測定した、DACは下記よりご覧になれます。

DAC カテゴリーの記事一覧 - pp audio blog

カスタムナカミチアンプ

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使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

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FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

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