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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

ナカミチ 100PA (#3)メンテナンス(2020・9)

100PAがまた流れ着きました。特に問題は無いとのことですが、永く使いたいとのことで、ドッグ入りです。

さて、状態はどうでしょうか。

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 はじめに

100PAは、素子のマージンに余裕がある設計ですので、あまり経年変化のダメージは、大きくない方です。ですが、初期のコンデンサなので、どうしても液漏れしてしまいます。今回は、液漏れが無いとよいのですが。

内部状態

早速、基板を取り出し確認します。

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一見、大丈夫そうです。

部品を取り外すと...

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一次側に若干の液漏れと、二次側は、少し腐食が始まっていました。

腐食処置

腐食した部分を処置します。

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軽く研磨すると、状態がわかります。

多少パターンの侵食が見られますが、影響のある、大きなダメージはなさそうです。

レジストをして、完了です。

端子台

端子台も状態がとても良かったです。

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磨いて、新品の端子ネジを取り付けます。

ロームメッキ性ですので、耐久性があります。

電源状態

電源状態は、分解前に確認しています。

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標準的な100PAと念の為比較します。

入力側

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少し大きそうですが、許容範囲内です。

二次(電力)

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状態は、良さそうです。

 

二次(電圧)

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これも標準的です。

つづく

何時ものように高調波対策を行い、ボリューム交換を行います。

f特の確認も予定しています。

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