100PAがまた流れ着きました。特に問題は無いとのことですが、永く使いたいとのことで、ドッグ入りです。
さて、状態はどうでしょうか。
はじめに
100PAは、素子のマージンに余裕がある設計ですので、あまり経年変化のダメージは、大きくない方です。ですが、初期のコンデンサなので、どうしても液漏れしてしまいます。今回は、液漏れが無いとよいのですが。
内部状態
早速、基板を取り出し確認します。
一見、大丈夫そうです。
部品を取り外すと...
一次側に若干の液漏れと、二次側は、少し腐食が始まっていました。
腐食処置
腐食した部分を処置します。
軽く研磨すると、状態がわかります。
多少パターンの侵食が見られますが、影響のある、大きなダメージはなさそうです。
レジストをして、完了です。
端子台
端子台も状態がとても良かったです。
磨いて、新品の端子ネジを取り付けます。
クロームメッキ性ですので、耐久性があります。
電源状態
電源状態は、分解前に確認しています。
標準的な100PAと念の為比較します。
入力側
少し大きそうですが、許容範囲内です。
二次(電力)
状態は、良さそうです。
二次(電圧)
これも標準的です。
つづく
何時ものように高調波対策を行い、ボリューム交換を行います。
f特の確認も予定しています。
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