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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

Rockford Punch 400.4 クロスオーバ切替基板搭載 パワーアンプ 仕上

ロックフォードの4chアンプの整備録になります。

クロスオーバ基板に少し大きめのコンデンサが取り付いていたため、取り付けにやや難がありましたが、チップメタライズドフィルムに交換、スマートに仕上げました。

またスパイクノイズも抑えることができました。

 

カスタマイズ

カスタマイズは、電源のメンテナンス、高調波対策及びクロスオーバ基板をオリジナルの利便性に仕上げます。

クロスオーバ基板

 ロックフォードのアンプは、クロスオーバ基板が装着されているものがあります。装着する方向でHP/LP及びFULLをきりかえることができます。

大きめのフィルムコンデンサが装着されているため、このコンデンサがぶつかってしまい、思うようにHP/LP/FULLの設定ができませんでした。

この基板にはチップが取り付けられるように考えられています。

チップタイプのメタライズフィルムコンデンサに交換します。

 

電源(一次側)

電源は、いつものように長寿命コンデンサに交換。

高分子フィルム、チップフィルム等で丁寧にしあげました。

電源(二次側)

二次側は、チョークコイルが装着されていませんでしたので

工夫し追加。さらに、チップコンデンサを追加し抑え込むことができました。

出力状態

オリジナルは、少しスパイクが気になりました。

オリジナル波形

高調波対策、RCAのGND接続パラメータを変更し

改善することができました。

周波数特性

最終確認として、周波数特性をみてみます。

きれいなかまぼこ型の波形が表れました。

FrontとRearで高域の特性に若干差が確認できました。Rear側は、クロスオーバ基板が2枚装着し、-24dBの減衰特性が設定できることを加味していそうです。

クロスオーバ特性

クロスオーバ基板のコンデンサ、抵抗値を測定し、なるべく近い周波数特性になるように工夫しています。

約105Hzでクロスしているのが確認できました。

きちんとクロスオーバ基板が装着でき、機能していることが確認できました。

 

まとめ

ロックフォードは、クロスオーバ基板で、スイッチ等での音質劣化を防ぐ工夫が見られるアンプです。

最後にBIASをスイッチング歪をみながら調整してエージングを行い、オーナの元で末永く音楽を奏でてくれることと思います。

 

 

カスタムナカミチアンプ

オークションに当方が電源ノイズ極小カスタムしたアンプを出品していることがあります。数が少ないので、遭遇された場合は、お早めのご入札を

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使用した測定器
DAC(D10)

測定用にはD10というDACを用いています。
現在は、後継機のD10Sがあります。

TOPPING D10s DAC Mini USB DAC XMOS XU208 ES9038Q2M DSD256 PCM 384kHz Hi-Res オーディオデスクトップ オーディオデコーダー (ブラック)

正弦波もとてもきれいです。

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(3万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

 

OWON ハイコストパフォーマンスデジタルオシロスコープ 1Gs/s 100MHz帯域 薄型軽量 SDS1102

 

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