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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

Rockford Punch 400.4 クロスオーバ切替基板搭載 パワーアンプ 状態確認

小型ながら50W x4のパワーアンプのメンテナンスに、恵まれました。

このパワーアンプはXCardというクロスオーバネットワークの周波数設定できる基板が4枚ほど装着できます。スイッチやボリューム等とはことなり、設定の誤差がとても小さく、再現性が高いのが魅力です。

そんなアンプの魅力も紹介しながら、メンテナンスを行っていみたいと思います。



はじめに

このアンプは、独立したゲイン、クロスオーバの切替等機能がとても充実しています。



ブリッジ切替にも対応しており、様々な使い方が、可能です。

外観

重厚なアルミの鋳造にしっかりした塗装の外観

入力側には、ゲイン切替や、フェーズ、ブリッジ切替、

それにスルー出力が備わっています。

端子台側は、電源とスピーカ端子が構えています

背面には、XCardが交換できるように、ブッシュの蓋がついています

状態確認

オーナの方より、クロスオーバの設定がうまくゆかない等の情報を頂いておりました。

内部をあけてみると

スッキリしたレイアウトの基板が見えていました。

クロスオーバ基板がスルーパス設定に装着されています。

XCard

クロスオーバ基板を外した所、二種類ありました。

FrontとRearの設定されていたのは、カスタムされた基板で106Hzの設定の基板になります。

若干コンデンサが大きく、片側の設定(LP)のみ使うように作られていました。

コンデンサは、チップのメタライズド仕様が入手できたので、LP/HPきちっと使えるように直すことができそうです。

Funciton切替

このクロスオーバ基板は、差し込み方向、表裏で、機能設定できます。

基板に矢印がついていて、その方向に装着するだけです。

また、Rearは、スロットが2枚ありますので、ダブルに装着すると、24dBのスロープにすることができます。

 

 

状態確認

まずは、出力の状態をみてみました。

500mVレンジですが少し高調波がきになる状態です。

電源状態(一次側)

電源回路は、シンプルでフィルタが省略されています。

電源は安定した動作しているのが確認できます。

ただ、フィルタが無いためでしょうか、入力も少しスパイクがきになります。

電源状態(二次側)

二次側も少しスパイクがきになります。

つづく

アンプはきちんと動作しているのが確認できました。

クロスオーバのXCardも物理的な対策がか可能ですので、製品の仕様どおりの使い方ができるように修正してみたいと思います。

また、スパイクノイズがきになりますので、対応方法を検討して進めてみたいと思います。

 

カスタムナカミチアンプ

オークションに当方が電源ノイズ極小カスタムしたアンプを出品していることがあります。数が少ないので、遭遇された場合は、お早めのご入札を

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カスタムご依頼、お問い合わせ

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使用した測定器
DAC(D10)

測定用にはD10というDACを用いています。
現在は、後継機のD10Sがあります。

TOPPING D10s DAC Mini USB DAC XMOS XU208 ES9038Q2M DSD256 PCM 384kHz Hi-Res オーディオデスクトップ オーディオデコーダー (ブラック)

正弦波もとてもきれいです。

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(3万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

 

OWON ハイコストパフォーマンスデジタルオシロスコープ 1Gs/s 100MHz帯域 薄型軽量 SDS1102

 

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