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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

アマチュア無線用 TRIO PS-20

カーアンプをホームオーディオで使うための電源をさがしていましたところ、アマチュア無線 TRIO PS-20を手に入れることができました。


初期状態

動作は、問題なく、出力は、12V程度でした。

(内部の調整が最小になっていたのが後でわかりました)



 

底には、リフトアップの機能がついています。

アマチュア無線機本体と合わせてあるとのことです。



内部状態もホコリが多少見られましたが、きれいです。



お化粧直し

ケースを取外して、水洗い後、耐水ペーパでかるく汚れ、サビをとります。

その後、プラサフにて防錆を行い、シャシーブラックで、シボっぽく仕上げます。


パネルは、フロントをマスキング後、折り返し部分のみ、

  1. プラサフ
  2. シャシーブラック
  3. シルバー

を施し、ガンメタリックっぽくしてみました。

 

内部清掃

分解した際に、洗浄しました。

トランスは、還元剤で防錆処理を行い、セミブラックで仕上げました。

 

仕上がり

見た目がスッキリして

凛々しくなっています。

見えない底も、ネジ等を新品にし

 

リフトスタンドも磨き上げました。

 

銘版も表面のフィルムを交換

とてもきれいになりました。

 

出力状態

さて、肝心な出力は、どうでしょうか。

アナログ電源だけあって、高調波が見られません。とても優秀ですね。

負荷変動

8.2オームの抵抗を組み合わせて負荷変動を確認してみました。

レギュレターがきちんと働いており、スペックオーバの5Aを流しても0.02V程度の電圧変動に抑えられています。

満足のゆく特性です。

まとめ

今回は、アマチュア無線用電源を取り上げてみました。

ノイズを嫌う無線用の電源だけあって、とても優秀です。

出力が4A程度ですが、プリアンプやヘッドユニット用に使い、パワーアンプと電源を分けてみると、さらにピアニシモが生きてきて、思わぬ効果が、聞こえなかった音が聞こえるかもしれません。