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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

FX-Audio DAC-X6J ③ DA出力ゆらぎ解析

FX-Audioの解析三回目になってしまいました。

電源の安定化でなんとかなると思っていたのですが、効果なく、DAの出力のゆらぎの原因を調査しています。

また、周波数特性が20kHzがやっとという現状測定結果も、原因究明できたらと考えています。

 

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 状態

 DA出力状態、前回のおさらいになりますが、22kHzのライン出力とDAの出力です。

 

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出力ゆらぎ解析

ゆらぎの状態がわかってきました。

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エンベロープではなく、ワンショットで長く測定すると、周期的に振幅幅が変化することがわかりました。

発振周波数との関係

22k、21k、20kと周波数を変化させてみると、ゆらぎも変化します。

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20kHzでは、ほとんどなくなりましたが、よく見ると、ゆらぎがあります。

DA出力拡大

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 OpAmpのLowPassフィルタの影響かと思いましたが、DAの出力がそのまま出ています。

電源確認

念の為電源を確認しました。DAには、デジタル用電源アナログ用電源、基準GND等あります。どこか揺れていればよいのですが。

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多少揺れはありますが、問題のレベルではありません。

 

クロック確認

同じ様にクロックのジッタ(測定はこのオシロではむずかしいですが)

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LRCKは、ジッタ見られますが、データクロックなので関係ありません。MCLKは、波形がなまっています。もしかするとこれかもしれませんが、ジッタは、位相のエラーですので、レベルのエラーとはならないはずですので、違うと思われます。

まとめ

22kHzや20kHzでも若干、正弦波のゆらぎは、DAの出力そのものであることが分かってきました。

当初は、DA Chipへの電源を疑ったのですが、電源はすごく良好な状態であることも確認できました。

 

FX-Audio DAC-X6Jについて

  • 標準では、8V電源に発振が確認された。
  • 周波数は、最大 おおよそ23kHzまで。
     (ハイレゾのデータは受けるが出力できない。)
  • 20kHzでもゆらぎがある。

現状の状態をまとめると上記のようです。

どなたか、40kHz等の明らかにハイレゾの信号を再生できた方は、ご連絡頂けると嬉しいです。X6Jのレビジョンと、PCとソフトの環境も添えて。

 

とりあえず、X6Jの解析は、一旦クローズです。ソフト等で再生ができる情報あれば、更新いたします。

 

*20191024追記 

 後日の確認により、Windowsサウンドコントロールパネル設定が必要なことがわかりました。その条件ですと、40kHz程度までは、再生できそうです。

FX-Audio DAC-X6J ④ ゆらぎ原因、対策(解決編) - pp audio blog

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