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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

SoundStream Picasso カスタムメンテナンス(ピアニシモカスタム編)

SoundStreamのPicasso。Class Aのアンプ。様々な改造が施されていましたが、オリジナルへ戻すことができ、電源もオリジナルベースに整備しました。

いよいよ、高調波対策を施し、仕上げてみたいと思います。

 

おさらい

電源には、少し大きめなオーディオ用コンデンサを工夫して装着していました

ですが、小型で同等の容量の電源用コンデンサ 低ESRを入手。

容量もアップ、ESRも小さく、オリジナルの設計思想を継承してしっかりメンテナンス。

また、チップコンデンサの剥離も交換し、

安心して使えるように。

RCAのコネクタのGNDも

しっかり固定。

 

ピアニシモ・カスタマイズ

ピアニシモ・カスタマイズは

  • 一次側
     高分子コンデンサ+チップセラコン
  • 二次側
     チップセラコン+電源ライン終端コンデンサ追加
  • カップリング
     カップリングでの評価良好の小型の東信のコンデンサへ交換。
     音質向上かつ、スッキリと実装ができ、振動耐力もアップ
  • OpAmp
     ソケット化及びパスコン追加

これまでの経験を活かしClass Aのアンプの能力を最大限に引き出します。

 

カップリングの交換は

スッキリ装着。

電源状態(一次側)

一次側には、高分子コンデンサとチップセラコンを追加

スパイクを抑えています。

二次側

二次側には、チョークコイルが入っており、低ESRのコンデンサの効果で良好

チップコンデンサ追加と、アンプ回路の末端にターミネーションのコンデンサを追加し、さらに安定化ができました。

出力確認

最後にBIASを200mAに調整して最終確認です。

微小出力

スパイクが少しきになりましたが、

抑え込むことができました。

周波数特性

周波数特性を測定してみて

線が一本になってしまいました。素晴らしいですね。

まとめ

今回は、いくつか改造されており、オリジナルに戻す修繕をおこないました。

 

最後に、磨き上げ...

シルクが落ちてしまうので、マスキングを行い、コンパウンドで磨きました。

映り込みが無いように、写真を撮るのに苦労しました。

ベースは、クロームメッキですが

おなじ輝きになりました。

ヒヤリング

やはりClass Aは、出音から違います。その優しさについ聴き込んでしまいます。

なかなか貴重なPICASSOですが、もし、出物があればぜひ手に入れてみてください。

当方のカスタムでの、実力発揮の違いも経験していただければ幸いです。

 

メンテナンスご依頼

時を重ねたアンプは、音が出なくて悔しい思いをされている方も多いと思います。

当方では、オーナ様の要望に合わせたメンテナンスを承ります。

シンプルな修理から、ピアニシモ・カスタマイズまでご要望に合わせてきっちりメンテナンスいたします。

お問い合わせは、当方のプロフィールに記載されているアドレスに、お願いします。

カスタムナカミチアンプ

オークションに当方が電源ノイズ極小カスタムしたアンプを出品していることがあります。数が少ないので、遭遇された場合は、お早めのご入札お願いします。

ヤフオク!

 ヤフオク! ナカミチメンテナンス 出品リスト

 

使用した測定器

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(3万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

 

使用した機器

DAC(D10)

測定用にはD10というDACを用いています。
現在は、後継機のD10Sがあります。

TOPPING D10s DAC Mini USB DAC XMOS XU208 ES9038Q2M DSD256 PCM 384kHz Hi-Res オーディオデスクトップ オーディオデコーダー (ブラック)

正弦波もとてもきれいです。

 

オシロスコープ(SDS1102)

使用している測定器は、SDS1102というデジタル・オシロスコープ

廉価版(3万円以下)でオーディオの帯域では十分な能力を有しています。

FFTを駆使すれば、ノイズや、歪の傾向も見ることができます。

波形貼り付けもPCにUSBで可能です。

奥行きがとても薄いので、机の上に常備しています。

  

 

 

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