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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

クラリオン ヘッドユニット DXZ385USB (電源状態確認)

さて、クラリオンのヘッドユニットの電源状態を確認してみたいと思います。

まずはじめに分解しなくてはなりませんが、結構難しそうです。

馬九行くでしょうか。そして、電源の状態は。ラインノイズは対策できそうでしょうか。

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 内部状態

分解をしないと、始まりません。底板から はじめまるはずですが。

分解

カロッツェリアとはことなり、背面のネジを一つはずして、底板は、なんとか外れましたが、上面カバーが、びくともしません。

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トップカバーが、はんだ付けされていました。

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分解完了

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基板配置確認

回路図が無いので、パターンや、電圧から、検討つけることになります。

 

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  • ラインフィルタ
     トランスタイプのチョークコイルが入っていて、その後に2200uFのコンデンサが実装
  • Line出力は、LSIダイレクト
     Lineの出力は、OpAmpを介さず、LSIからダイレクトでした。
     このLSI電解コンデンサがついているのがわかり、電源状態を確認できます。
  • LineOut カップリング
    Line OutはFront,Rear、SWの3系統、それぞれにカップリングコンデンサが入っています。

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電源状態確認

電源の状態を確認してみます。リップルがおおければ、対策が必要です。

電源入力

フィルタ後の電源をみてたところ、

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少し大きそうですが、拡大が大きい為で、rmsで、10mV以下は優秀です。

ですが、Line出力のノイズ元の可能性があるので、対策をしてみたいと思います。

LSI電源

メインLSIでしょうか、メインの下には、GNDのベタパターンが施されています。
近傍に電解コンデンサと、セラコンがついています。

 

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少しだけ振れがみられますが、これも大きめのチップセラコンで減少させてみたいと。

カスタマイズ計画

簡単な状態確認でしたが、この情報をもとにカスタマイズを計画してみたいと思います。

  • 入力電源
     電解コンデンサ交換とチップセラコン追加
  • LIS電源
     これも電解コンデンサとセラコンで。セラコンは、追加で大きめをつけてみます。これで、Line出力のノイズが減少してくれることを期待して。
  • カップリング
     カップリングが電解コンデンサなので、高域が落ちていると思われます。
     サイズが限られているので、電解コンデンサの交換と小さめの高分子フィルムをつけてみたいと思います。f特の改善ができればよいのですが。

つづく

部品をこの情報をもとに入手し、変更してみたいと思います。

さて、改善効果は出るでしょうか。

 

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