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オーディオと電源回路 ピアニシモを聞くために

オーディオと電源回路 FFT解析(OpAmp Power編)

一次電源のFFT解析を行いましたが、微細なOpAmpの電源も違いが計測できるでしょうか。かんたんに試してみました。

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FFT電源解析(OpAmp Power編)

概略回路図

OpAmpの電源概略回路図です。実際は、電力増幅にTrがつけられ、GNDも抵抗を介して接続されています。

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電源概略回路図

回路図上は、電解コンデンサになっていましたが、実際はフィルムコンデンサにマイナーチェンジされていました。

標準状態

 以前もデータを示しましたが、改めて

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標準OpAmp電源状態

うねりもみられ、高調波ノイズも多めです。

コンデンサ交換

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コンデンサ交換、追加

青の部分を交換、追加しています。

 

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コンデンサ交換後

コンデンサ交換追加で、1/20になります。

値いが小さいので、FFT解析もおこなってみました。

電源とは、ことなり、そんなに高調波はなさそうです。

パスコン追加

パスコンを追加すると、効果があるでしょうか。3mV程度では、あまり意味が無いようにも思えます。

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リードタイプの1uのコンデンサが入手できたので、かんたんに装着できました。

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パスコン追加

パスコンを追加すると2mV以下になりました

FFTも良くなったようですが、比較するのにかさねてみました。

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比較

紅い波形が、パスコン追加で、元の白の下にすべて入っているのが分かります。

効果あるんですね。

 

まとめ

一次電源に次いで、OpAmpのFFTも解析してみました。パスコンの効果があることがわかりました。(プローブの両端にコンデンサが装着された影響もあるかもしれません)

このような、細かな改造をすると、どんどん高域が透き通ってきます。また、同じボリュームでも音が大きくなったように聞こえます。

パスコンを追加は、多くの方がされていると思いますが、まずは、オリジナルの状態を確認して、パスコン追加後の変化を確認、改善をみて、アンプの蓋を閉じると良いと思います。

廉価版のデジタルオシロでもここまで、測定できますので。 

 

もし、お聞きになりたい方は、優先でお譲りしますので、Messageやメール、もしくは出品中オークションでお問い合わせください。

      よりすぐりのナカミチアンプたち) 

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